体質改善で運気上昇!!

この物語は事実に基づいています。Based on a true story
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訪問看護師と摘便・弛緩性便秘2(全3話)
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    「そこに車、停めんといて!」
    亜紀子が訪問宅の前に車を寄せた瞬間、二階のベランダから中年の男が怒鳴りつけてきた。慌てて少し離れた場所に駐車し、お宅に向かった。
    「何回言うたら分かってくれるん?」
    亜紀子と同年代らしいその男は、ゴミで張り裂けそうなスーパーの袋の山、食べ残しのある弁当の残がいの隙間からキレ気味に言った。一歩玄関に入ると足の踏み場も無い。食べ物や動物の糞の悪臭でめまいがしてくる。
    「ゴミ屋敷はつらいわ。。」
    相手に聞こえないボリュームで呟く亜紀子。「上でババァが待ってるから、早く行って。」
    「はい、おじゃまします。」
    築半世紀以上の木造の家は限界近く、階段を踏みしめると崩れそうだった。あちこちでゴキブリが走り、ネズミが柱をかじっている。「おばあちゃん、気分はどうですか?痛いところはないですか?尿パット交換しますか?」
    「・・・」いつものように無反応。その代わりに中年の息子が、
    「あんたすぐに尿パット交換、交換っていうけど、ゴミは増えるし金が掛かるし、本当に必要なんか?」
    「ええ、汚れたパットが肌に触れ続けると、かぶれますし、不衛生ですから。」
    「それと、下着類の交換も多いな。洗濯するの面倒なんや。」
    その後も、処置をする亜紀子の後ろから、次々とクレームを吐く男。高齢の母親を介護する中年男性によくあるパターンだ。慣れない介護の毎日でストレスがたまり、半ば看護師に八つ当たりする人が多い。亜紀子はプロらしくグッとこらえて、
    「お母さんの便秘の具合はどうなりましたか?差し上げた便秘対策の冊子は読んでいただきましたか?」
    看護師の指導ではなく、アドバイス、助言としてソフトに聞いた。
    「冊子なんか読んでないわ。面倒やし。看護師さんが、かき出してくれればいいねん。摘便とかいってたな。」
    「はい、ですがご自身で排便する練習も大切ですから、ご協力お願いします。」
    「・・・」男は無視した。そして続けて言った、
    「それなら看護師さん、俺も便秘やから指で摘便してな?」そう言いながら下着姿になろうとした。亜紀子はキレた!
    「いい加減にして下さい。これって完全にセクハラですよ!いくらストレスがたまっているといっても、私は風俗嬢でもなんでもないんですから。必要でしたら、そういうお店に行って下さい!」
    言ってしまった。また病院にクレームが入るだろう。でも、訪問看護を馬鹿にしすぎている。すると突然、
    「冗談やん。。」と言った。都合が悪くなると、人はいつもこう言う。
    「太い棒きれ、突っ込んだろか。」
    亜紀子は敢えて相手に聞こえる声で言った。
    こんなゴミ屋敷、二度と来たくない。亜紀子はゴミ袋をかき分けながら、おばあさんの摘便を始めた。

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